「アヴリル・ラヴィーンがサムのデリックと結婚したらしい。いや、離婚したらしい。」
そんなビッグニュースを立て続けに聞いてしまったのも束の間、アヴリルさんは今年でデビュー10周年。「Sk8er Boi」を口ずさみながら希望に満ちた10代を過ごしたものの、20代で住民税の高さに絶望し、30を目前に控えた今、大変なことを思い出してしまったわけです。
アヴリルさんが「日本人とは絶対に結婚したくない」と宣言していたことを(´・ω:;.:…
世界中には、歌を歌うことを生業としている女性がたくさんいます。シンガーソングライターとして自分の思いのたけを歌にしてみたり、あまりの才能から歌姫と呼ばれ人々から崇められたり、声優さんがアニソンやキャラソンを歌ってみたり。それぞれの個性や才能、持ち味を上手く生かして活躍しています。
そんな女性歌手の中で、一番需要の低そうな「ガールズボーカルバンド」にどうしてスポットを当てるのか。
えっ…だってカッコカワイイじゃないですか(´,,・ω・,,`)
男ボーカルに負けず劣らないロックな振る舞いだったり、タフガイには出せない可愛らしさだったり、「キュートな女の子がRockにはしゃぐ」という行為に神聖な雰囲気さえ感じます。
今回は数あるバンドの中から、ポップパンク(ロック)バンドの紅一点ボーカルに絞り、厳選してピックアップしました。
それでは一つ目のバンドからどうぞ!
Tonight Alive
結成:2008
出身:オーストラリア/シドニー
レーベル:Fearless Records
全国民待望の日本初ライブも6/5(火)に決まり、飛ぶ鳥を落とす勢いでグローバルに活躍する人気バンド。
2010/6月にリリースされた1st EP「All Shapes And Disguises」を聴いて、しばらく寝込んだ人も多いんじゃないでしょうか。ストレートでわかりやすい歌詞と楽曲を後押しする、表情豊かでエモーショナルなボーカルはとても(当時)17歳とは思えないほど。
どうしてもジェナちゃんペロペロ(^ω^)してしまうのは真理ですが、各パートの演奏にも注目。
ポップパンク要素が強く、邪魔になるかならないかの絶妙なラインで楽曲に華を添えるギター。対照的にルート弾きに徹する協調性重視のベース。そして、楽曲の緩急(ノリ)をわかりやすく伝えてくれるドラム。
メロディが命のポップパンクにとって、いかにそれを引き立たせるかは重要な問題です。ガンダムはツノがあってこそガンダム。ヒゲじゃダメなんです。パッと見、戸惑っちゃうんです。やっぱりわかりやすいシンボリックな要素っていうのは大切ですよね。
「よくあるガールズボーカルのバンドですね。本当にありがとうございました」と思わせない、単純ながらも巧みに仕込まれた楽曲と自力でのし上がってきたバックグラウンド。大量の金が注ぎ込まれた誇大なハイプで売り出す安っぽいバンドとは気合いが違います。そういうものはレコーディングが進歩した現代でも如実にサウンドに反映するもんだなぁとしみじみ痛感しました。
当初から人気の出る要素しか見当たらないバンドでしたが、今後さらに人気が出ることは間違いないでしょう。
– Wasting Away –
– Let It Land –
Next Stop Atlanta
結成:2010
出身:イギリス/プレストン
レーベル:Unsigned
イギリスのアンダーグラウンドなポップパンクシーンに波紋を起こす注目のバンド。
ドラミちゃんのような可愛いボーカル”ジョージア”のピンクヘアーが印象的だったのも今は昔。結成してから一貫した純度の高いポップパンクは2月にリリースした2nd EP「The Things You Do Best」でも健在。パワフルで耳馴染みの良いボーカルとエッジの効いたストレートなサウンドはシンプルすぎるが故に破壊力抜群。
1st EPでは、今一つ抜きんでた楽曲はなかったものの、2nd EPに収録されたとびきりキャッチーなキラー・チューン「I’m Not Morrissey」は手強いライバルと十分競い合っていける名曲です!特にてってってと小走りする冒頭は必見。
ツアーのないときはメンバー各自が宝石店やスーパーなどで仕事をしているという彼女たちですが、そういうインディーズバンドのリアルな生活を赤裸々にしている側面もなんだか泥臭い感じ(良い意味で)がして好感が持てます。
しかし、そんな風に思ってしまうのも”ジョージア”の踊りに洗脳されてしまったせいかもしれません。
クネクネと小刻みに揺れる動きに隠された謎の中毒性。
ネクストブレイクを予感させる超有望株です。
– I’m Not Morrissey –
– Fourteennineeightyseven –
We Are The In Crowd
結成:2009
出身:アメリカ/ニューヨーク州・ポキプシー
レーベル:Hopeless Records
2011年に”All Time Low”のオープニングアクトとして(フルメンバーでの)初来日を果たし、2012年には「PUNKSPRING 2012」で再び来日を果たす期待のバンド。
レーベルの先輩でもある”ATL”のアレックスとのコラボ曲「Kiss Me Again」を発表するなど、その実力は折り紙つき。
ハスキーな声が魅力の”Tay”と厚みのある力強い声の”Jordan”との男女ツインボーカルはバンド最大の魅力であり、最重要ポイント。わかりやすくガンダムで例えるなら、ララァ・スンとシャア・アズナブルといったところでしょうか。
無限の広がりをみせるパワフルなハモリと掛け合いが織り成す魅惑のマリアージュ。これはとんでもないキラーチューン!と言える曲は(個人的に)見当たりませんが、優しいメロディとマイルドなサウンドが万人に受け入れられるポップミュージックなのは間違いないです。気になる人はぜひデビューアルバム「Best Intensions」をチェックしてみてください。
将来性と可能性に満ちたバンドスタイルに乾杯!
– Rumor Mill –
– Kiss Me Again (Feat. Alex Gaskarth) –
以上、ジェナちゃんペロペロ(^ω^)をお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。
この手のバンドを挙げると必ずと言っていいほど引き合いに出されてしまう宿命の”Paramore”
ロボットアニメの金字塔であるガンダムが他のロボットアニメと比較されるように、これは避けられない運命なのかもしれません。とはいっても、そういったどっちが優れているといったことや二番煎じだということではなく、もっと広い視野と寛容な気持ちで接してみるのも悪くないんじゃないでしょうか。
偉大な先駆者を称える気持ちはよくわかりますが、そこで自分の中に壁を作ってしまうのはすごくもったいないような気がします。そしてこれは「ガンダムSEED」を食わず嫌いだった過去の自分に向けたメッセージでもあります。
次回は「復活して欲しい3つの新星だったPop Punk Band」をお送りしたいと思います。(`・ω・´)ゞ
FTF、ご期待ください。
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