ロックバンドと言えば「長髪にポリスキャップレザーパンツ」といった、かなり偏ったイメージが未だに払拭できないまま、すくすくと育った僕は80年代生まれです。
生まれた年代によって、青春時代を共に過ごしたバンドは様々だと思いますが、そういった「ロックはこんなイメージ」というのは誰にでもあるのではないでしょうか。特に初めて聴いたロックバンドや10代のときに受けた影響は自分の価値観の基礎となっていることが多いと思います。ちなみに僕の青春時代のアイドルは”Backyard Babies“,”Buckcherry“,”Hardcore Superstar“などです。
時代と共に変わっていく音楽ですが、2000年代のロックの新解釈とも言えるフレッシュでエネルギッシュなバンドをピックアップしました。
それでは一つ目のバンドからヒアウィーゴー!
Falling In Reverse
結成:2008
出身:ネバダ州・ラスベガス
レーベル:Epitaph Records
「スクリーモの寵児」とまで崇められたボーカル”Ronnie Radke(ex-Escape the Fate)”率いる昔ながらのド派手なLAスタイルのロックバンド。
不祥事を起こしたって何食わぬ顔で戻ってくるのがロックスター。天性のカリスマ性を備え持った人だけに許される特権ですね。さらに”ロニー・ラドク”には安心の実力と信頼の実績があります。スクリーモ界の頂点を極めたバンドをクビになっても、僅か3年でロックシーンの最前線へと躍り出たことが本物の証でしょう。
ロックには必要とされる「危うさ」をゲットし、パワーアップして戻ってきた彼に期待しないというのはあまりにも失礼な話。1st Album「The Drug In Me Is You」は絶対に聴くべき一枚です。
「捨て曲一切なし!」という胡散臭い謳い文句をよく見かけますが、まさにそのキャッチフレーズがビタリと当て嵌まる脅威の完成度。8ビートに乗ったポップでキャッチーなメロディーは、(癖のある歌い方が嫌いでなければ)病み付きになります。バラードなし、メタルコアありのバラエティーに富んだ攻めの楽曲はどれもマゼラン級。
近年は排除傾向にあるギターソロもきっちり効果的に印象的に楽曲に組み込み、ツインギターのハモリも現役!こういったお約束とも言えるギターの存在は、ロック色を高める大切な要素の一つだとあらためて気付かされます。
スクリーモやブレイクダウンなど近代的な要素も取り入れつつも、ロックが根幹にある。そんなクラシックdeモダンな新しいロックを聴かせてくれる貴重なバンドです!
– Raised By Wolves –
– The Drug In Me Is You –
Set It Off
結成:2008
出身:フロリダ州・タンパ
レーベル:Equal Vision Records
全米でも指折りの音楽学校といわれる「オベリン音楽院」出身のボーカル”Cody Carson”率いるインテリロックバンド。
「ロックに学歴なんて必要(・∀・)ナイ!!」と高学歴を毛嫌いされるに方もぜひ聴いて欲しい若手一押しのホープ!”Fall Out Boy”の再来を思わせるような、ずば抜けたメロディセンスと歌唱力を持ち、尚且つ音楽知識も標準装備。わかりやすくガンダムで例えるなら、迷いを捨てたシャアといったところでしょうか。
耳に残る個性的な楽曲に感情を乗せた伸びのあるボーカルの声とキレっキレな歌い方。そしてクラシックの要素を確かな訓練によって養った知識と技術で融合する力。他のバンドには簡単に真似できないオリジナリティーがこのバンドの最大の魅力であり、武器だと思います。
あとはアルバムのリリースとブレイクをひっそりと見守るのみ!
– Breathe In, Breathe Out –
– @Reply –
http://www.youtube.com/watch?v=cMQpI6XHhpA
Life On Repeat
結成:-
出身:メリーランド州・ソールズベリー
レーベル:Equal Vision Records
2012/3/21日にめでたく”ZESTONE”よりアルバム「Struggle + Sleep」で日本デビューする今もっとも注目を集めるロックバンド。
音はヘビーだけど、メタルではない。あくまでもロック!そんな譲れないこだわりが聴こえてきそうな大人のわがままサウンドと、ブレイクダウンはするけど、スクリームは多様しない。そんなメロディーへのリスペクトが感じられる楽曲が満載。
クリーン~ディストーションまで様々な音色が楽しめるギターサウンドの存在感。そして勢いだけでなく、ロックをロールさせるポイントがたくさん詰まった熱い聴きどころ。これらは全て楽曲に奥深さや広がりを与える重要な役割を果たしています。なんだか無性に素敵なロックが聴きたい、そんなときにそっとお勧めしたいバンドです。
– Struggle + Sleep –
– The Waiting Game –
以上、ロックBAND三連星をお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。
ファッションのように年々変化していく音楽ですが、ロックへの感じ方や見方も年々自分の成長とともに変化していきます。
10代の頃に聴いていた音楽を今聴いてみると、全く違った印象を受けたり、当時は見れなかった角度から見れたり、新発見があったり…。
「ロックとはなんぞや」とたまに考えますが、結局時代や年代に大きく左右されてしまうところが大きいので、自分の中に「これがロックなんや」と信じる信念のようなものがあればそれで良いのかなと今は思います。
変わるのもロック!変わらないのもロック!Stay Metal!
まぁ、明日にはまた違うこと言ってると思いますが…(´・ω:;.:…
次回は「知っておきたい3つの新星ガールズボーカルBAND」をお送りしたいと思います。(`・ω・´)ゞ
FTF、ご期待ください。
コメント
突然すみません。
最近ディストロ的なもの始めました。ちょくちょく更新していくつもりです。
もしも興味があったらみてください。
http://punkerthanme.thebase.in