小学生になったばかりの私はどうしても欲しかった。欲しくて欲しくてたまらなかった。ミニ四駆よりもゲームボーイよりも何よりもガンプラが欲しかった。
欲を言えば1/144や1/100の大人の嗜みと言わんばかりのシビれるやつが欲しかったのですが、常に財政難だった当時はそんな贅沢が適うはずもなく、BB戦士一択という選択肢を余儀なくされるわけです。
そしてガンタンク並みの機動力と行動範囲しかなかった私はなけなしの500円を「ガンダムのプラモデル買って来て」と兄に託し、自宅でヘドバン待機。待つこと6時間。兄から満面の笑みでジオングを渡されたときの絶望感やり切れない気持ち。不意にやってくるこの悲しみをどう対処すべきか。今回はこの世界レベルの難題に挑戦したいと思います。
それでは一つ目のバンドから。
So Contagious
結成:2006 – 2010
出身:ジョージア州・アトランタ
レーベル:Unsigned
4曲入りのEP「Locked & Loaded」一枚だけを残して解散した、実質活動期間数ヶ月の最高にキャッチーでクールなポップパンクバンド。
2010/6/9日に(他に同じ名前のバンドがいたため)争いを避けるようにバンド名を”Seven Story Fall”から”So Contagious”へ。
Hart兄弟(ボーカルの”Mike”とギターの”David”)がバンドを抜けた影響が余程大きかったのか、音楽性もガラリと変わり、それまでのエモ/スクリーモ路線から爽やかポップパンク路線へと大きく変更。
わかりやすくガンダムZZで例えるなら、エルピー・プルとプルツーといったところでしょうか。完全に別バンドになってしまったため、バンド名の改名はとても良いタイミングだったと思います。
– Last Chance (Seven Story Fall) –
http://www.youtube.com/watch?v=dlL-R3azHQE
それまでベース/ボーカルだった”Ryan”がメインボーカルを務めるようになり、サウンドも極力シンプルでコンパクトに。余計な音がないため各パートの存在感が際立ち、思う存分極上メロディに浸ることができます。
15~20曲の楽曲を4曲に絞り”New Found Glory”や”Paramore”を手掛けた敏腕プロデューサー”James Paul Wisner”を迎えて製作された本気EP「Locked & Loaded」は一聴の価値アリです!
– Locked & Loaded –
– Never Say Goodbye –
http://www.youtube.com/watch?v=FNbVAhuDwVs
Son Of Dork
結成:2005 – 2007
出身:イギリス/ロンドン
レーベル:Mercury Records
“Busted”解散後、”James Bourne (Gt/Vo)”が中心となって結成した夏にピッタリな単純明快ポップパンクバンド!
バンド結成後10ヶ月という超スピードでリリースした最初で最後のアルバム「Welcome to Loserville」はメロディ一本勝負のドストレートな内容。”New Found Glory”や”Blink-182”,”Green Day”が好きだというだけあって、あまりUKっぽくないアメリカンナイズなバンドサウンド全開!
余計な小細工一切なしの楽曲を支える「ツインボーカル+ツインバッキングボーカル」という4人体制の強烈なコーラスワークは一聴の価値アリです!
– Ticket Outta Loserville –
– Eddie’s Song –
Red Car Wire
結成:2007 – 2009
出身:テキサス州・ダラス
レーベル:Universal Motown Records
“Forever the Sickest Kids”に続けとばかりにメジャーレーベルと契約を交わし、最高の開幕ダッシュをかけて解散した大物ルーキー!※Worped Tour(08~09年)にも連続出場!
唯一の音源となった6曲入りのEP「Let’s Never Get Older」は、00年代のポップパンクに強い影響を受けた10代のメンバーらしい元気いっぱいな楽曲が満載。ボーカルの掛け合いやお互いの声質を生かしたハモりなど、ツインボーカルをめいっぱい活用した曲作りにもセンスが光ります。荒削りながらもそこがまたいいと思えるような素敵な仕上がりです。
現在、各メンバーは別々のバンドで活動しているので、そちらにも期待。
ギターボーカルの”Evan”とドラムの”Josh”は”Avion Roe“を結成。
ベースの”Davey”は2009年~”Freshman 15“に加入。
– Timing Just Isn’t Your Thing –
– Rachel Leigh Cook –
以上、せめてジムが良かったをお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。
バンドが解散する主な理由は「仲が悪い」か「お金がない」のどちらかだとよく言われますが、もし理由が後者なら近々復活する日がくるかもしれない…と思わずにはいられないのがバンドを愛するファン心理というもの。
いつまでも僕は待ってます!(`;ω;´)と心の中で思いながらも、時間が経てば経つほど再始動時は別バンドになる可能性が高まるというもどかしさ。そしてそのときのコレジャナイ感。
わがままボーイです。
次回は「タイトル未定」をお送りしたいと思います。(`・ω・´)ゞ
FTF、ご期待ください。
コメント
[…] 次回は「復活して欲しい3つの新星だったPop Punk Band」をお送りしたいと思います。(`・ω・´)ゞ FTF、ご期待ください。 __spr_config = { pid: '4f162e01396cef14000000fc', title: '知っておきたい3つの […]